2016 August

 

 

 
 
 
青山のフロムファーストビル、80年代よりもっと前、私が子供の頃は何とも日 本離れしたエリアだったこの辺り。今も本当に変わらずに佇んでいるの はある 意味パリのよう?もう22年ものお付き合いになる「グラスギャラリー・カラニ ス」。8月は過去の展覧会から現在までの作家から、「常設展」 として普段使 いの器やアクセサリーが並ぶ。酷暑の中、ガラスの清涼感に癒される。私の作品 も久しぶりにディスプレイ・・・。

 

 

 
 
 
板橋区立美術館に「2016 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」を見に行 く。イタリア北部の古都ボローニャと板橋区は姉妹都市という事で、毎 年行わ れている展覧会。ボローニャでは1967年から続くこの世界最大級の絵本原画 展、50周年の今年は過去の歴史などを振り返る事ができる。世 界中の絵本 を、子供たちが直接手に取って見られる自由な雰囲気がとても良いと思う。実験 的な試みを取り入れた絵本には大人でも感動する・・・。

 

 

   
 
 

 

パリに行く事を夢見ていた高校生の頃、母に連れられて行ったブティックでソニ ア・リキエルのニットを始めて見た、というか触った。ガーター編みの ニット がこんなドレスに?・・・と高校生の私は本当に感動してその名前は忘れられな かった。 そして私がパリに着いたばかりの頃、もう30年近く前。80年代の狂乱はパリ も同じく、パリコレでは世界中のバイヤーがルーブルの中庭のテントに ひしめ き合っていた。今思うとその頃のソニア・リキエルは50代半ば、最も乗ってい た時期だったのだろう。サンジェルマンに引っ越してからは街角 ですれ違う事 も多く、そんな時いつもあの高校生だった頃の自分を思い出していた。サンジェ ルマン大通りには今も立派なマダムの館が健在、私の中で 一つの時代が終わっ た・・・。

 

 

 

 
 
 
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